「あなたのためにやってあげているのよ。」
「あなたのためを思って言っているのよ。」
あまりにも散らかっている子ども部屋を
片づけてあげたとき、
手をつけていない宿題を
早くやるよう促しているとき、
食事中の行儀が悪い姿を目にしたとき…
子育てをしている人なら、
ついつい口をついて出てくる言葉だと思います。
私も例外ではありません。
そして大抵は、
本当に「子どものため」を思って言っています。
でも、悲しいかな、
このセリフ、
子どもにはなかなか響かないようです。
確かに我が家でも、
この言い方で、
子どもたちの行動が変わった!
ということは、ほぼありません。
では、どう伝えれば、
子どもの行動は変わるのでしょう?
「あなたのため」ではなく、
その行動をすることによって、
「あなたにこんないいことがあるよ」
というメッセージを伝えるといいようです。
そこで、上の3つのシーンにおける
ポジティブメッセージを、
私なりに考えてみました。
💢「あまりにも汚いから部屋片づけしてあげたよ!」
→✨「次から自分で片づけやすいように、
少し子ども部屋整理してみたよ。」
💢「さっさと宿題やっちゃいなさい!
自分のためでしょ。」
→✨「宿題終わったら、おやつ一緒に食べようか。」
💢「茶碗の持ち方が下品!大人になって恥かくよ。」
→✨「お茶碗は指をそろえて持つと、
すごく手がきれいに見えるよ。」
こんな感じでしょうか。
(もっと素敵なセリフがあったら
どなたか教えてください♪)
頭では分かっていても、
ついつい1行目のセリフが
出てきてしまったりもしますが…
そんなときは、
相手が我が子ではなく、生徒さんだと思って、
(皆さんだったら、お友達のお子さんだと思って、)
一呼吸おいてから言うようにしてみるといいのかな、
と思います。
自戒を込めて。
今回は、先生としてではなく、
母としてのつぶやきでした。