家庭教師の目🌱

プロ家庭教師歴31年のなっきー先生が語る「子どもがのびのび学ぶ天才」になる秘策

ガミガミは百害あって一利なし【子育て・自分育て】

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「ストレスには緑を」@明治神宮 photo by NACKY

宿題終わったの?
スマホばっかり見てないで!
机の上片づけなさい!!
さっさとご飯食べて!

お母さんが子供の生活態度や勉強について
ガミガミ言うのは仕事のうち、
と思っていませんか?

私もよくやってしまいます。

こんなところに洋服脱ぎっぱなしにして!
水道の水出しすぎ!
おやつばっかり食べないの!
何時間テレビ見たら気がすむの!

などなど…

お母さんのガミガミは、
おそらく、どこのうちにでもある光景でしょう。

でも、本当にそれでいいのかな?
とときどき反省します。

仕事柄、家庭教師先で修羅場(!)に
遭遇することも少なくないのですが、
家庭教師先でこんな光景を見ると、
なぜか私まで怒られているような気持ちになります。
そして、すごく悲しくなります。

直接怒られている子どもは、
きっともっと悲しいですよね。
悲しくて、情けなくて、お母さんが憎らしくて…
いや、慣れすぎて、
何も感じなくなっているかもしれません。
1%くらいは反省したとしても、
プラスの感情なんてひとつも起きないでしょう。

それって、いいこと何も生まれないですよね。
お母さんのストレス発散にはなるかもしれませんが…

子どもにとっては、百害あって一利なし、です。

そして、どこの家庭でもやっていることだから、
うちでもやっていい、とはならないんだ、
ということに、ハッと気づかされるのです。

皆さんも、スーパーなどで
子どもを怒鳴り散らしているお母さんを見かけたら、
そんな気持ちになりませんか?

さらに遠い記憶をたどれば、
子どもの頃お母さんにガミガミ怒られて、
嫌な気持ちになったことがあるかもしれません。

そんなとき、素直に反省しようと思ったでしょうか。
嫌な気持ちは残っても、怒られている内容は残らない…
そんなものではないでしょうか。

ガミガミは、子どもの自己肯定感を奪います。

学校や塾でしょっちゅう誉められている子なら
まだいいかもしれませんが、
学校でも怒られ、塾でも怒られ、
家でも怒られているとしたら…

自己肯定感はボロボロです。

自己肯定感が低いと、いろいろなことに
頑張ろうという気持ちが湧きません。

そうすると、またガミガミ言われてしまいます。

それこそ悪循環です。

とはいえ、子どもって本当に
思い通りにはいかないですよね。
こんな記事を書きながらも、
休日をだらだら過ごす娘たちにイライラ…。

そんなときは、ひと呼吸。
「見て見ぬふり」をして、
さっさとフォローしてしまいましょう。
その方が早いし、自分がイライラしなくてすみます。

子どもは、必要なときがくれば
きっとできるようになる、そう信じて。

大人だって、昔はできなかったけれど
今はできるようになっていることが
たくさんあるのですから。

今回も、自戒を込めて。
母のつぶやきでした。



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