ドラマ『3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー』
の勢いが止まりません。
毎週日曜日の夜、中高生の娘たちと一緒に、
かなり大真面目に観ていますが、
毎回毎回、菅田将暉くん演じる柊先生のセリフが
ずしりと響きます。
菅田将暉くん天才…あれは演技を超えていますね。
(ここからネタバレ含みます。)
第7話の昨日は、
「3歩先しか見えてない彼らに、(中略)
どの道を歩めば、それが彼らにとっての
最善なのかを考える、寄り添って、寄り添って
一緒に答えを探す、それが、教師の務めだろ。」
という柊先生のセリフの、
「3歩先」という部分が特に、
ドストライクでした。
ドラマの生徒たちは、高校3年生という設定。
高校生といえば、
もう体の大きさも大人並みだし、
口も達者になり、
なんでも分かっているような顔をしているので、
ともすると、大人と同等に扱ってしまいます。
でも、冷静に考えれば、彼らの世界はまだまだ狭く、
それこそ「3歩先」しか見えてないんだな、
だからこそ、いい意味でも悪い意味でも、
ときに大人が想像できないようなこともしでかすんだな、
と、ハッと気づかされました。
自分のことを振り返ってみれば、
当時は高校生なりにいろいろ考えていたし、
それこそなんでも分かっているつもりでした。
でも、今から考えれば、
見えていた世界は、まさに3歩先程度。
そんな狭い世界の中で、
楽しんだり、もがいたり、
調子に乗ったり、落ち込んだり、
また這い上がったり…
そんな日々だったなと思います。
子どもたちと同じ目線で接することは大事ですが、
彼らはまだまだ狭い世界の中で生きている、
大人たちはそれを忘れてはいけないのだと、
気づかされた第7話でした。
この話を高1の長女にしたところ…
「そうだよ、だから私は1歩先しか見えてないの。
まだ高1だから。」と言っておりました。(^_^;)