家庭教師のNACKYです。
今日は久しぶりに女の子に国語の授業をしてきました。
その生徒さんには、中学受験の算数を教えているのですが、
いよいよ新6年生ということで、
これからは、国語も少しみていくことになりました。
一般的に、女の子は国語が得意な子が多いです。
細かいコツやテクニックを教えなくても、
感覚で答えを導き出せます。
逆に、男の子は算数が得意な子が多いです。
細かく理論的に教えなくても、
空間図形などパッと感覚でつかめたりします。
でも、
なぜその一文が答えだと思ったの?
どう考えてその答えにたどりついたの?
どうしてその数とその数をかけたの?
などと質問すると、
「なんとなく。」とか、
「だってそうだと思ったから。」という
曖昧な答えが返ってくることも少なくありません。
感覚で分かってしまったからこそ、
答えられないのです。
これでは、問題の難易度が上がってきたときに、
対応できなくなってしまいます。
「答え」には必ず「理由」があります。
それは算数も国語も同じです。
もしも出題者が「なんとなく」で問題を作っていたら?
自分の主観で問題を作っていたら?
答えは出題者によって変わってしまうかもしれませんし、
さらには、採点者によっても変わってきてしまうでしょう。
それではテストは成り立ちません。
誰が解いても正解がその答えになるような
「理由」があるからこそ、問題は成り立つのです。
ですから私の授業では、
「なぜ?」「どうして?」をとことん追及します。
ごまかしはききません(笑)。
こうやって理論的に考えていくクセをつけることで、
その教科全体の理解が深まります。
そしてさらには、他の教科の取り組み方にも
つながっていきます。
今は丸暗記をしなくても、
スマホでなんでも検索できる時代です。
人工知能もどんどん発達してきています。
いずれは暗記力だけを問う問題は減っていくでしょう。
だからこそ、人間にしかできない、
「考える」ことが、
「なぜ?」「どうして?」を突き詰めることが、
今まで以上に大切になってくるはずです。