家庭教師の目🌱

~プロ家庭教師歴20年以上のNACKY先生が語る受験・子育て・自分育て~

「可愛い」「大好き」「宝物」愛情表現は子どもの心の栄養源【子育て・自分育て】

f:id:nacky-seven:20190309164429j:plain
タコノマクラ~次女の宝物~」@礼文島 photo by NACKY

皆さんは、お子さんにどのくらい愛情表現をしていますか?
一口に愛情表現と言っても、人それぞれだと思います。
お子さんの年齢によっても違ってきますよね。

今日は少し、私の子どもの頃の両親のエピソードを書きます。

私は、3人兄弟の長女として育ちました。

母は、愛情豊かでいつでも家族のことが第一、
どんなことがあってもこの人だけには
見捨てられないだろうという
絶大なる安心感を与えてくれる人でした。
(この安心感は今も健在です。)

父は、しつけなどにはとても厳しい人でしたが、
物書きだけあって饒舌で、
愛情表現もオーバーなくらいする人でした。
(今はこの愛情表現が孫たちにまっしぐらです。)

母は兄弟皆にとても平等な人でしたので、
「3人の中で誰が一番大事?」
というちょっと意地悪な質問をすると、
本当に困った顔で、
「そりゃN(私)もY(妹)もK(弟)もみんな大事よ。
3人とも同じくらい可愛いに決まってるじゃない。
だから1人には決められないなぁ。」
と正直に答えてくれました。

あなたが一番、と言って欲しい気持ちもありましたが、
ひいきをしない母はやはり正しい人なのだな、
と子ども心に感じました。

一方父は、こちらから質問などしていないのに、
私の前では
「Nが一番可愛い。なんといっても最初の子だからな。
YとKには内緒だぞ。」
と言っていましたが、
妹の前では、
「やっぱりYが一番可愛いなあ。
NとKに言っちゃダメだぞ。」
そして弟の前では、
「ここだけの話、Kはお宝息子だからな。
NとYの前では言えないけどな。」
と言っていたようです(笑)。

それぞれに一番!と言っていたのは
うすうす気づいていましたが、
それでも一番と言われると
なんだか嬉しかったのを覚えています。

今振り返ってみると、
母の正直な答えも、父の調子のいい答えも、
根底に愛情があれば、どちらも正解なのかな、と思います。

日本人は、「あうんの呼吸」とか
「暗黙の了解」という文化が根づいているせいか、
愛情はたっぷりあるのに、
愛情表現をあまり子どもにしない親御さんが
少なくないように思います。
でも、子どもは言われなければ、
自分のこと可愛くないのかな、と不安になってしまいます。
大人だってそうですよね。

長く家庭教師をしていると、どの親御さんも、
本当お子さんのことを大切に思っているのが、
ひしひしと伝わってきます。
(でなければ家庭教師なんてつけないですよね。)
しかしながら、それがお子さんにも伝わっているかというと、
案外伝わっていないことも多いです。
親子のすれ違いも、数えきれないほど見てきました。
せっかくたくさんの愛情と労力をかけて
大切なお子さんを育てているのに、
それが伝わっていないなんて…本当にもったいないです。

子どもが大きくなればなるほど
言いにくくなってくるかもしれませんが、
自分なりの表現で、たくさんたくさんお子さんに
「可愛い」「大好き」「宝物」を伝えてあげてほしいです。
それはどんなモノよりも、どんな環境よりも、
お子さんをはぐくむ「心の栄養源」になるはずですから。