家庭教師の目🌱

プロ家庭教師歴31年のなっきー先生が語る「子どもがのびのび学ぶ天才」になる秘策

「虫の目」「鳥の目」「魚の目」3つの視点を持とう その② ~中学受験編~【中学受験・家庭教師】

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「かもめの後ろ姿」@礼文島 photo by NACKY

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家庭教師のNACKYです。

前回の記事では、ビジネスに必要な3つの視点、
虫の目=「細部を見る目」
鳥の目=「全体を見る目」
魚の目=「流れを見る目」

について書かせていただきました。

今回は、この「3つの目」を、
中学受験の勉強を進めていく上でどう生かしたらいいか、
について考えていきます。

まずは「鳥の目」で、
受験までにやらなければならないことの全体像を把握します。

塾に行っていれば、年間スケジュールが密に組まれているので、
目の前のことをやっていけばなんとかなるにはなりますが、
受け身で塾の課題をこなすのではなく、
塾から渡されているスケジュールとテキストを照らし合わせて、
どういうペースでどんな単元を進めていくのか、
「自分事」として捉えておくことが大切
です。

個別指導塾だったり、パパ塾ママ塾の場合は、
なおさら年間スケジュールをしっかり立てておく必要があります。
例えば、メインとする問題集の目次をコピーして、
いつまでにこの問題集を仕上げるのか、
そのためには週ごとにどの単元をやればいいか、
などを、ペース配分を考えて書き込みます。
秋以降は、過去問に充てる時間もしっかり組み込んでいきましょう。

私の経験上、「鳥の目」は、
比較的お父さんが担当しているご家庭が多いです。
(もちろんお母さんがしっかり担っていらっしゃる
ご家庭もあります。)

「鳥の目」で全体像を把握したら、
次は「虫の目」の出番です。

お子さんの集中力が続くのはどのくらいか、
勉強が一番はかどる時間帯は何時頃か、
算数で言えば、割合が苦手なのか、立体図形が苦手なのか、
あるいはちょっとした計算ミスやうっかりミスが多いのか。
本人は、「どこがどう分かっていないのか」
自体を分かっていない場合が多い
ので、
親御さんなり先生なりの細かい分析が必要になってきます。
集団塾にそこまで求めるのはなかなか難しいので、
家庭教師がいれば一番いいのですが、
そうでない場合は、親御さんがしっかり
お子さんのつまづいている箇所を見つけてあげてください。

一般的に、「虫の目」は、
日々お子さんと接しているお母さんの得意分野であることが多いです。
(パパ塾をやっているご家庭だと、
お父さんが細かく分析していらっしゃったりします。)

さて、秋以降は、過去問をどんどん解いていくことになりますね。
そこで意識してほしいのは、「魚の目」です。
試験には、全体の傾向もあれば、男子校・女子校の傾向もあります。
各学校に特徴的な、毎年出ている問題もあります。
最近は、公立中高一貫校のような「知識ではなく思考力をみる問題」
(言い換えると、中学受験特有の知識がなくても、
地頭がよければ解ける問題)
を問題の一部に取り入れる私立も増えてきました。
このような学校ごとの傾向や時代の流れも考慮し、
お子さんにはどのような学校が合っているのか、
どのような試験が向いているのか、
「魚の目」で流れを捉えてください。

以上、中学受験の勉強を進めていく方法を、
「鳥の目」「虫の目」「魚の目」3つの視点からまとめてみました。

次回は、3つの視点より、
親御さんの心得について書いていきたいと思います。

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