夏の終わりに、母方の祖母が天国に行きました。
95歳の大往生でした。
大正・昭和・平成・令和…
４つの時代を生き抜いた祖母。
戦争を乗り越え、
子ども３人＋孫７人＋ひ孫６人に恵まれ、
充実した人生だったと思います。
私は初孫なので特に可愛がってもらい、
いい思い出しかありません。
祖母は生涯を佐賀で過ごしました。
佐賀と言えば豪雨が記憶に新しい方も多いと思いますが、
災害時も避難所ではなく自宅に残ると言い張った祖母、
最期はどこよりも落ち着く自宅で静かになくなったそうです。
幼少期は、毎年夏休みに佐賀に遊びにいくのが楽しみでした。
いつも明るくて、穏やかで、優しくて、
私たちが調子に乗ってどんなに騒いでも
温かく見守ってくれる祖母が本当に大好きでした。
７年前に娘たちを連れて佐賀に会いにいったのが
最後になってしまいましたが、
そのときも、祖母は私の幼少期や学生時代、
社会人になってからのエピソードまで、
私自身も忘れていたような話の数々を鮮明に覚えていて、
面白おかしく話してくれました。
この歳まで「おばあちゃん」が元気でいてくれたなんて、
私は本当に恵まれていると思います。
でも、十分に長生きしてくれたとはいえ、
もう会えないのかと思うとやはり寂しいです。
皆100歳まで生きてくれると信じてたから…。
今頃は、23年ぶりにおじいちゃんと会って、ゆっくりしてるかな。
どうか、安らかにお眠りください。
そして、天国から、ずっと私たちを見守っていてくださいね。
成田から関東組の親戚８人での大移動は大変賑やかでした。
佐賀到着後も、佐賀在住のおじ・おば・いとこに
近所のおばちゃんに母の親友に“はとこ”まで…
懐かしい人たち、もはや誰だか分からない人たちにも
「なっちゃん、大きくなったね。」と言われ、
返答に困りました（笑）。
※大きくなったを通り越してるだろ…。
弟が急遽手配してくれたホテルは図らずして、
両親がお見合い後初めてデートをしたホテルとのことでした。
私・妹・弟の３人で１部屋、
両親・母の妹（私の叔母）の３人で１部屋。
温泉もあり、外には長～い滑り台つきの大きなプールも。
※さすがにプールには入りませんでしたが。
妹・弟とは日頃からしょっちゅう連絡は取っているものの、
３人で、しかも子抜きで同じ部屋に泊まるなんて初めてで、
寝る前もくだらないことで盛り上がりすぎて、
笑いすぎて眠れなくなったりと、
不謹慎ながら、まるで高校生の修学旅行状態でした。
※普段は一応人の親です、３人とも…。
長いこと会っていなかったいとこたちとも再会し、
連絡先も交換できたので、これからまた交流が復活しそうです。
家族、兄弟、親戚…
人の優しさが身に染みた佐賀の旅となりました。
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